std::atof
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ヘッダ <cstdlib> で定義
|
||
double atof( const char *str ); |
||
str
の指すバイト文字列内の浮動小数点値を解釈します。
最初の非ホワイトスペース文字が見つかるまで、あらゆるホワイトスペース文字を破棄します (ホワイトスペースは std::isspace() によって判定されます)。 その後、有効な浮動小数点表現を形成する文字を可能な限り多く読み込み、それを浮動小数点値に変換します。 有効な浮動小数点値は以下のいずれかです。
- 10進数の浮動小数点表現。 これは以下の部分から構成されます。
- (オプション) 正または負の符号。
- 空でない10進数字の並び。 オプションの小数点文字 (現在の C のロケールによって決定されます) を含むこともできます。 仮数部を定義します。
- (オプション)
e
またはE
、それに続くオプションの正または負の符号、および空でない10進数字の並び。 底を10とする指数を定義します。
- 16進数の浮動小数点表現。 これは以下の部分から構成されます。
- (オプション) 正または負の符号。
-
0x
または0X
。 - 空でない16進数字の並び。 オプションの小数点文字 (現在の C のロケールによって決定されます) を含むこともできます。 仮数部を定義します。
- (オプション)
p
またはP
、それに続くオプションの正または負の符号、および空でない10進数字。 底を2とする指数を定義します。
- 無限大の表現。 これは以下の部分から構成されます。
- (オプション) 正または負の符号。
-
INF
またはINFINITY
。 大文字小文字の違いは無視されます。
- 非数の表現。 これは以下の部分から構成されます。
- (オプション) 正または負の符号。
-
NAN
またはNAN(
char_sequence)
。NAN
部分の大文字小文字の違いは無視されます。 char_sequence 部分は数字、ラテン文字およびアンダースコアのみ含むことができます。 結果は quiet NaN の浮動小数点値です。
- 現在設定されている C のロケールによって受理される、その他のあらゆる表現。
目次 |
[編集] 引数
str | - | 解釈するヌル終端バイト文字列を指すポインタ |
[編集] 戻り値
成功した場合は str
の内容に対応する double 値。 変換後の値が戻り値の型の範囲外の場合、戻り値は未定義です。 変換を行えない場合は、 0.0 が返されます。
[編集] 例
Run this code
#include <cstdlib> #include <iostream> int main() { std::cout << std::atof("0.0000000123") << '\n' << std::atof("0.012") << '\n' << std::atof("15e16") << '\n' << std::atof("-0x1afp-2") << '\n' << std::atof("inF") << '\n' << std::atof("Nan") << '\n' << std::atof("invalid") << '\n'; }
出力:
1.23e-08 0.012 1.5e+17 -107.75 inf nan 0
[編集] 関連項目
(C++11)(C++11)(C++11) |
文字列を浮動小数点値に変換します (関数) |
バイト文字列を浮動小数点値に変換します (関数) | |
(C++17) |
文字シーケンスを整数値または浮動小数点値に変換します (関数) |
(C++11) |
バイト文字列を整数値に変換します (関数) |
atof の C言語リファレンス
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