std::is_pointer
提供: cppreference.com
| ヘッダ <type_traits> で定義
|
||
| template< class T > struct is_pointer; |
(C++11以上) | |
T がオブジェクトへのポインタまたは関数へのポインタである (しかしメンバへのポインタやメンバ関数へのポインタではない) かどうか調べます。 T がオブジェクトポインタ型または関数ポインタ型であれば、 true に等しいメンバ定数 value が提供されます。 そうでなければ、 value は false に等しくなります。
is_pointer または is_pointer_v (C++17以上) に対して特殊化を追加するプログラムは未定義です。
目次 |
[編集] テンプレート引数
| T | - | 調べる型 |
[編集] ヘルパー変数テンプレート
| template< class T > inline constexpr bool is_pointer_v = is_pointer<T>::value; |
(C++17以上) | |
std::integral_constant から継承
メンバ定数
| value [静的] |
T がポインタ型ならば true、そうでなければ false (パブリック静的メンバ定数) |
メンバ関数
| operator bool |
オブジェクトを bool に変換します。 value を返します (パブリックメンバ関数) |
| operator() (C++14) |
value を返します (パブリックメンバ関数) |
メンバ型
| 型 | 定義 |
value_type
|
bool
|
type
|
std::integral_constant<bool, value> |
[編集] 実装例
template< class T > struct is_pointer_helper : std::false_type {}; template< class T > struct is_pointer_helper<T*> : std::true_type {}; template< class T > struct is_pointer : is_pointer_helper<typename std::remove_cv<T>::type> {}; |
[編集] 例
Run this code
#include <iostream> #include <type_traits> class A {}; int main() { std::cout << std::boolalpha; std::cout << std::is_pointer<A>::value << '\n'; std::cout << std::is_pointer<A *>::value << '\n'; std::cout << std::is_pointer<A &>::value << '\n'; std::cout << std::is_pointer<int>::value << '\n'; std::cout << std::is_pointer<int *>::value << '\n'; std::cout << std::is_pointer<int **>::value << '\n'; std::cout << std::is_pointer<int[10]>::value << '\n'; std::cout << std::is_pointer<std::nullptr_t>::value << '\n'; }
出力:
false true false false true true false false
[編集] 関連項目
| (C++11) |
型が非静的メンバ関数または非静的メンバオブジェクトかどうか調べます (クラステンプレート) |
| (C++11) |
型が非静的メンバオブジェクトへのポインタかどうか調べます (クラステンプレート) |
| (C++11) |
型が非静的メンバ関数へのポインタかどうか調べます (クラステンプレート) |
| (C++11) |
型が配列型かどうか調べます (クラステンプレート) |
| (C++11) |
型がスカラー型かどうか調べます (クラステンプレート) |
