while ループ
提供: cppreference.com
condition の値が false になるまで、 statement を繰り返し実行します。 テストは繰り返しの各回の前に行われます。
目次 |
[編集] 構文
attr(オプション) while ( condition ) statement
|
|||||||||
attr(C++11) | - | 任意の個数の属性。 |
condition | - | bool に文脈的に変換可能な任意の式、または波括弧または等号の初期化子付きの単一の変数の宣言。 この式は繰り返しの各回の前に評価され、 false になると、ループを終了します。 宣言の場合は、初期化子が繰り返しの各回の前に評価され、その宣言された変数の値が false に変換される場合、ループを終了します。 |
statement | - | 任意の文。 一般的には複文であり、ループの本体になります。 |
[編集] 説明
statement が単一の文 (複文でない) の場合は、宣言された変数のスコープはそれが複文であったかのように while ループに制限されます。 別の言い方をすると、
while (--x >= 0) int i; // i はスコープ外になります。
これは以下と同じです。
while (--x >= 0) { int i; } // i はスコープ外になります。
condition が T t = x のような宣言である場合、その宣言された変数はループ本体のスコープに制限され、繰り返しのたびに破棄され、再作成されます。 別の言い方をすると、そのような while ループは以下と同等です。
label: { // condition のスコープの始まり T t = x; if (t) { statement goto label; // t のデストラクタを呼びます。 } }
ループの実行をどこかの点で終了する必要がある場合は、 break 文を終了文として使用することができます。
ループの実行をループ本体の終わりから継続する必要がある場合は、 continue 文をショートカットとして使用することができます。
[編集] ノート
C++ の前方進行保証の一部として、観察可能な動作を持たない (入出力関数を呼んだり、 volatile オブジェクトにアクセスしたり、アトミック操作や同期操作行ったりしない) ループが終了しない場合、動作は未定義です。 コンパイラはそのようなループを削除することが許されています。
[編集] キーワード
[編集] 例
Run this code
#include <iostream> int main() { // 単一の文を持つ while ループ int i = 0; while (i < 10) i++; std::cout << i << '\n'; // 複文を持つ while ループ int j = 2; while (j < 9) { std::cout << j << ' '; j += 2; } std::cout << '\n'; // 宣言の条件式を持つ while ループ char cstr[] = "Hello"; int k = 0; while (char c = cstr[k++]) std::cout << c; std::cout << '\n'; }
出力:
10 2 4 6 8 Hello
[編集] 関連項目
while の C言語リファレンス
|