C++11

C++11 は C++ の2番目のメジャーバージョン (ひとつ前は C++98、次は C++17) であり、 C++98 以来の最も重要な更新です。 既存の習慣の標準化と C++ プログラマに利用可能な抽象化の改善の両方のために多数の変更が導入されました。

最終的に2011年8月12日にISOに承認されるまでは「C++0x」という名前が使用されていました (2010年より前に発行されると期待されていたため)。 C++03 と C++11 の間には8年が経ち、バージョン間の間隔が最も長くなりました。 それ以降は、現在のところ、 C++ は3年ごとに定期的に更新されています。

以下の機能が C++11 にマージされました。

• TR1 から: 特殊関数を除く TR1 のすべて。
• Boost から: スレッドライブラリ、exception_ptr、 error_code および error_condition、イテレータの改善 (std::begin, std::end, std::next, std::prev)
• C から: C スタイルの Unicode 変換関数

[編集] コア言語の機能

• auto および decltype
• デフォルト化された関数と削除された関数
• final と override
• 後置戻り値型
• 右辺値参照
• ムーブコンストラクタ/ムーブ代入
• スコープ付き列挙
• constexpr とリテラル型
• リスト初期化
• 委譲コンストラクタと継承コンストラクタ
• 波括弧または等号の初期化子
• nullptr
• long long
• char16_t と char32_t
• 型エイリアス
• 可変長テンプレート
• 一般化された共用体
• 一般化された POD
• Unicode 文字列リテラル
• ユーザ定義リテラル
• 属性
• ラムダ式
• noexcept
• alignof と alignas
• マルチスレッド対応のメモリモデル
• スレッドローカルストレージ
• GC インタフェース
• 範囲 for (Boost ライブラリを基にしています)
• static_assert (Boost ライブラリを基にしています)

[編集] ライブラリの機能

[編集] ヘッダ

• <typeindex>
• <type_traits>
• <chrono>
• <initializer_list>
• <tuple>
• <scoped_allocator>
• <cstdint>
• <cinttypes>
• <system_error>
• <cuchar>
• <array>
• <forward_list>
• <unordered_set>
• <unordered_map>
• <random>
• <ratio>
• <cfenv>
• <regex>
• <atomic>
• <thread>
• <mutex>
• <future>
• <condition_variable>

[編集] ライブラリの機能

• アトミック操作ライブラリ
• 既存のライブラリのすべての部分に渡る emplace() および右辺値参照のその他の用法
• std::initializer_list
• ステートフルかつスコープ付きのアロケータ
• forward_list
• chrono ライブラリ
• ratio ライブラリ
• 新しいアルゴリズム
• Unicode 変換ファセット
• スレッドライブラリ
• exception_ptr
• error_code と error_condition
• イテレータの改善:

• std::begin
• std::end
• std::next
• std::prev

• Unicode 変換関数

[編集] 欠陥報告

[編集] コンパイラのサポート状況

主記事: C++ コンパイラのサポート状況

[編集] C++11 のコア言語の機能

[編集] C++11 のライブラリの機能

* - 注釈を見るにはバージョン番号にマウスポインタを当ててください

• Working c++11 examples